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Posted by 滋賀咲くブログ at

2018年02月25日

   人生100年時代

去年頃から、政府が働き方改革とか人生100年時代構想を述べている
何処の本屋さんに行っても、本棚には、100年とか100歳人生云々、100歳本が目立つ

「これから寿命100年時代にどんな変化が起こり、どんな人生戦略をとるべきか」が書かれた本

長寿社会とは、長く働く社会であるとの事
定年で引退後に余生を楽しむという今までの人生はもう終わりだと言う
レクリエーション(余暇)ではなく、リ・クリエーション(自己の再創造)に時間を使おうと言う
「老い」も病気とみなして治療する時代だそうだ
健康寿命を延ばして80歳まで働くように、人生設計をやり直せと提案している
この本は翻訳本だからカタカナが多くて読みずらかった


85歳になった五木氏のつぶやきの本であるが、小説家の書いた本は一般人には読みやすい



こんな風景を見ながらのんびり過ごしたいと思っていたのに
人生の下山の道のりがだらだらと長く続くらしい、くわばらくわばら




Posted by ダックス雅堂 at 00:10 Comments( 0 ) エッセイ

2010年05月16日

   忘却は悪くなかった

最近、脳ブームで本屋に行くと脳科学の本が山のようにある
脳は鍛えれば鍛えるほど良いとか、計算したり、暗記したり、パズル形式まである
ボケ防止には良いらしく、70歳ぐらいの方がパズルを購入しているのを見て驚いた
でも元々頭の良い人は記憶力だけでなく、優秀な頭脳の持ち主で凡人と比較できない
ところが、忘却をエッセイにまとめた本が昨年末に出た



著者は、1983年に思考の整理学と言う本を出されて、去年また脚光を浴びて
年末に忘却の整理学が出版された、86歳で元気な英文学者だ、その事にびっくり
覚えたはずの事をコロッと忘れ、何でも忘れるのは頭のせいにしたくなる
ところが忘却が重要である事が書かれていた、忘却があってこそ人生であると
思い出はみな美しい、時の忘却作用によって加工、変化した過去になる
忘却は美化の原理と言う
様々な角度から書かれていて、時は忘却なりであった



愛犬も何かなと思った時には耳をぴくぴくして目をパチリと開けているが、
どうでも良くなると下を向いて忘却の世界に入っていきウトウトしだす




Posted by ダックス雅堂 at 18:00 Comments( 0 ) エッセイ